大和 人物風土記
公開日:2023.04.14
4月1日付で大和市消防本部の消防長に着任した
馬場 誠一さん
中央林間西在住 59歳
親心あふれる舵取り役
○…4月3日、最初の仕事は昇進や異動となった署員への辞令交付だった。「仕事上の役割が変わると、見える景色も変わる。組織から求められることをしっかり考えて」。一人ひとりにそう伝えた。市消防の舵取り役となり、200人を超える署員への眼差しは温かい。「皆瞳を輝かせながら日々鍛錬している。その姿をぜひ市民の皆様にも知ってほしい」と言葉に親心がにじむ。
○…大和市に生まれた。子どものころから大の阪神タイガースファン。南林間小では地元の少年野球チームに所属し「四番打者だった」と笑顔で振り返る。持ち前の体力とチャレンジ精神から、座間高校ではハンドボール部へ。攻撃の要として活躍、県大会で8強に入ったのは青春時代の大切な思い出だ。消防の道を志したのはこのころ。「仕事で大和に恩返しを」と燃えていた。
○…大学4年生となり消防士の採用試験を受けようとしたが、この年は試験が実施されず。一転、市役所職員として大和に恩返しをすることを決めた。これまで、市立病院や市町村研修センターへの派遣、発足したばかりのイベント観光課など、さまざまな分野を渡り歩いた。前年度まで危機管理監だったこともあり「今までの経験は消防業務に生きている」と、関わってきた仕事のすべてに感謝している。
○…子どもたちは独立し、現在は夫婦で暮らす。定年を来年に控え、消防長の任務をキャリアの集大成に位置付ける。「新しい取り組みをする時間はないかも知れない」と前置きした上で、「懸命に職務に励む署員たちの瞳をさらに輝かせてあげられるような、皆が能力を発揮できるような職場環境を整備したい」と前を向く。父親のような表情で消防長としての第一歩を踏んだ。
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