大和 コラム
公開日:2026.05.08
徒然想 連載338 花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄
風薫る爽やかな今月は、仏道(ぶつどう)は初発心(しょほっしん)のときも仏道なり。成正覚(じょうしょうがく)のときも仏道なり。初中後ともに仏道なり、です。
出典は、鎌倉、道元著『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』説心説性(せっしんせっしょう)。
意は、仏道(仏の道、真理の道)を習い、そして歩き続けるということは、最初にその決心をしたときも仏道で、悟りを開いた後も仏道。最初も途中も最後も、全てが仏道なのだ、ということです。
仏道とは仏の道で、真理のことです。仏教でいう真理とはただ知識ではなく、生活をする中で実践された真理、すなわち真実なのです。
仏道を学ぶときに、学んでいるうちは本物の仏道ではない。また習い終わったら本物になると考えるのではなく、習い続けることこそが大切なのです。禅宗の寺院では日々の生活の中にこそ仏の道があり、頭で考えているだけでなく、規則正しい生活を実践することが修行の根本です。
これは、出家修行者のみに言っているのではありません。一般の社会生活でも、毎日の生活の中で焦らず弛まず歩む努力をすることが大切なのです。
師はこのように私達に教えています。
桃蹊庵主 合掌
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