11日に講座を開いた「やまと療育教育推進プロジェクト」の代表を務める 小林 瞳さん 林間在住 43歳
「理解」の輪広がれ
○…さまざまな個性や障がいのある子どもたちへの理解を深めてもらおうと、講座を開催している。「子どもたちの特性を知り、一人ひとりに寄り添った対応を学んでほしい」と期待を寄せる。講座は今年で5年目を迎えた。「参加された方たちの理解度も少しずつ高まってきている。自己肯定感を持つ子どもたちが増えることにつながっていけば」と手ごたえを感じている。
○…埼玉県松伏町出身。幼なじみに重度の障がいがあり、身振り手振りでコミュニケーションを取っていた。学生の時に障がいへの偏見を耳にし「とても悔しかった。どんな人も受け入れられるような社会にしたい」と感じた。大学卒業後は小学校の教員として働きながら、特別支援学校の教員免許を取得。現在はスクールソーシャルワーカーとして、県内6校で支援にあたっている。
○…27歳で結婚し、大和市へ。現在は夫・息子と暮らす。趣味は体を動かすことだが、最近は仕事や講座に追われ運動不足ぎみ。「なのですき間時間に動画を見ながら、自宅でストレッチをしている」という。それでも週末は親子3人でカード・テレビゲームに熱中したり、年に2回ほどキャンピングカーをレンタルして旅行にも出かける。多忙であっても「家族で過ごす時間を大切に」と心がけている。
○…コロナ禍の2019年に団体を設立した。回を重ねるごとに講座の内容は充実していったが「受講者同士のつながりは希薄だった」。子を持つ親やそうでない人など、受講者もさまざま。互いが思いを共有すれば「プラスになることも多い」と考え「横のつながりを構築していきたい」と先を見据える。そこで来年の講座からは交流会も計画中。自宅でのストレッチは続きそうだ。
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