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大和 人物風土記

公開日:2025.07.11

(公社)大和市医師会の会長に就任した
楠原 範之さん
下鶴間在勤 69歳

結束し、飛躍を

 ○…約250人の医師が加盟する公益社団法人大和市医師会の新会長としてかじ取り役を担う。「『顔の見える関係』を大切にし、会員全員で協力して医師会を運営していきたい」と決意を語る。歴代の会長が築いてきた市民の健康維持のための活動を継承し、特定健診の受診率向上や、子宮頸がんワクチン、糖尿病に関する勉強会などを通じて、市民の健康増進に尽力していく。

 ○…三重県熊野市の出身。幼少期はぜんそくに悩まされ、病院にかかることが多かった。その経験から医師への憧れが芽生えていった。中学では陸上部と化学部を掛け持ち、文武両道を体現。高校で文系か理系の選択を悩んだ際、「幼少期のころを思い出し、医師になる決意を固めた」。大学進学を機に上京し、自身の経験も踏まえ、呼吸器や循環器に興味を持ち、内科医の道へ踏み出した。

 ○…かけ出しのころの研修は「非常に厳しかった」という。しかし、「楽しくもあり、がむしゃらだった」と懐かしむ。当時の教授からは「医師としての生き方を学び、それが自身の土台となっている」と語る。30代半ばごろには約2年カナダに留学。帰国後は平塚市民病院で5年間勤務。その後、自宅から通いやすい下鶴間で2001年に自身の病院を開院した。以来、市民の健康を支え続けている。

 ○…多忙な日々の中でのリフレッシュ方法は、愛犬と過ごす時間。最近の暑い時期は、毎朝5時に愛犬との散歩に出かけるのが日課で、ドッグランなどでボール遊びをすることもあるそうだ。医師会の運営に関しては会長としてのプレッシャーを感じつつも、「一人で走っても何もならない、皆で協力していくべき。会員からの期待に応えたい」と先を見据える。

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