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大和 意見広告

公開日:2025.07.25

市政報告
大和市政と記者クラブについて
大和市議会議員 村田アキラ

 大和市本庁舎において、記者クラブないしは記者室に該当する組織ないしは空間の存在することは周知の通りであるものの、その委細については必ずしも詳らかではありません。また、本邦における記者クラブについては、なかんずくその閉鎖性と排他性に起因する諸々の弊害が再三再四にわたり指摘されていることが知られております。

 6月定例会の一般質問で大和記者クラブの運営やその加盟社について、市側からの答弁がありました。これに伴い管見として、市議会の一部議員と癒着した特定メディアが市政に大挙容喙する事態を警戒すべき旨の指摘を行った次第です。

 というのも元横浜市長・中田宏『政治家の殺し方』(2011年、幻冬舎)中、我々にとってはなんとも居心地の悪い既視感を抱かせるところの、はなはだ迫力に満ちた一節がみえるのであります。無論、横浜市の事例において市長を殺害する凶器となったのは、新聞メディアではなく週刊誌であったが。

 以下は引用になります。「政治の世界では、怪文書というのはしょっちゅうばら撒かれる。だれが言い出したかも分からなぬ嘘も、大げさに騒ぎ立てて噂を流せば、やがて『文書が出ている』『噂が流れている』という『事実』が週刊誌などに書き立てられる。大手メディアの週刊誌に掲載されれば、今度はその記事をもとに議会での追及が始まる。国会でもよく使われる手法だ。本〔ママ〕をただせば、その記事を利用したい人=議員がそもそも嘘ネタの発信源なのだ」(三三―三四頁)。

村田玲

TEL:090-5802-7653

akira.murata@hb.tp1.jp

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