大和 人物風土記
公開日:2025.11.14
グリーンキャピタル大和管理組合の理事長として救命講習会を企画した
桃井 豊さん
大和東在住 65歳
自分色の地域貢献を
○…社会の高齢化が進む一方、住民相互の付き合いは希薄さを増す。「ご近所に醤油を借りるというやり取りも今は珍しい」。マンションの管理組合をけん引する立場として「『共助』の気持ちを育むには何が必要か」を考え、市消防の協力で救命講習会を企画した。当日は、住民同士が手を取り合いながら傷病者の救護訓練を体験。そこには充実感に満ちた住民たちの表情があった。
○…東京都に生まれ、3歳で東林間へ。小学生のころは少年野球に明け暮れ、元巨人軍の原辰徳さんと試合をしたことも。大学は理工学部に進み教員を志したが、「心理学の単位が足りず断念した」。卒業後は大手メーカーに就職した。このころ結婚し大和市へ。会社では電気設備の担当として大型商業施設やランドマークタワー、ベイブリッジの建設、みなとみらいの再開発など、街づくりの一翼を担った。
○…入社から25年。毎朝5時に出社、夜中に帰宅という生活を続けた。執行役員まで務めたが、49歳で退職。「第二の人生を送ろう」と、前職時代に出張などで赴き親しんだタイの雑貨を扱う会社を立ち上げ、横浜で飲食店も展開した。大和に暮らして40年ほど経つが、「大卒後から生活の拠点は横浜だった」。だからこそ「これからは大和に貢献できたら」という思いが強くなった。
○…2020年、大和東に「ステーキ屋King」をオープン。にぎわう店内を見つめ「こうして大和で商売をさせてもらいありがたい」と頭を下げる。来年1月には理事長を務めるマンションでもちつき大会を計画。その理由は「皆で共助の気持ちをもって楽しく暮らしていきたいから」。人と人との輪をつくり、それを広げようと努力を重ねる。これも地域貢献の一つの形だ。
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