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大和 人物風土記

公開日:2026.01.30

下和田左馬神社の改修工事を行う氏子会の総代を務める
森泉 良雄さん
下和田在住 77歳

  • 森泉 良雄さん (写真1)

地域の絆でつなぐ

 ○…創建から350年以上の歴史を持つ下和田左馬神社では、2月から拝殿はおよそ85年、鐘楼は270年の時を経て改修工事が行われる予定だ。30年以上前から建て替えや修繕の協議が重ねられてきた。「子どもの頃から変わらないものを残したい」。地元の業者や氏子会の会員らと協力し、工事に踏み切ることができた。「皆が『残さなくては』という同じ気持ちでいてくれた」と周囲への感謝を忘れない。

 ○…下和田で生まれ育った。物心がついたころは「まだいちょう団地も南大和病院もなく畑と田んぼばかりだった」。釣り竿とバケツを手に、天然ウナギやフナを釣って遊んでいた。「獲ったウナギはよくさばいて食べていたからか、大人になってからはあまり食べていない」と笑う。実家が農家だったこともあり、高校卒業後は農業協同組合に就職した。

 ○…就職後は資材の販売を経て金融部門に長く携わった。支店長なども歴任し、44年間にわたり勤め上げた。退職後は父が大切にしていた畑や田んぼで、稲作や野菜作りに精を出した。自治会や水田組合の活動なども加わり多忙だったが、充実した毎日だった。今は5人の孫たちの成長が何よりの楽しみだ。今年の元日にも親族が集まり、「孫同士が仲良くしているのがうれしかった」と目尻が下がる。

 ○…鐘楼の老朽化を理由に、近年は危険防止のため除夜の鐘も中止に。参拝客からは「せっかくだから鐘を打ちたい」と言われたこともあり、「改修後は再び鐘の音を響かせたい」と考えている。安全面の問題が改善されれば、地域の祭りやイベントとの連携も模索していくという。より安全になった神社がより地域に根ざし、人々の心の拠り所となる未来を願っている。

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