12月24日に設立70周年を迎える「アツギ(株)」の代表取締役社長を務める 工藤 洋志さん 大谷北在勤 53歳
向上心が原動力
◯…今年70周年の節目を迎える「アツギ(株)」の6代目社長。30年前に同社の前身・厚木ナイロン商事(株)に入社し、営業職として海老名本社や名古屋支店に約20年間勤務。その後は秘書室長や経営企画室長、人事総務部長などを務め、3年前に社長に就任した。「アツギが長い年月やってこられたのは消費者の方に支持していただいたお陰。特に地元・海老名の方には大変お世話になってきた。今後も求められる商品を企画するなど、これまで以上に貢献できるよう力を尽くしていきたい」と感謝を述べる。
◯…モットーは「常に向上心を持つ」。就任以来、商品企画から販売まで全てを自社で行う「一貫生産体制」の強みを生かしつつ、本社に新たにラボを設けるなど特に優れた”開発”と”技術者の養成”に注力してきた。今年10月には初の直営店を海老名のマルイにオープン。ストッキングの試着実施など、他に類を見ない新たな施策を試みる。また、社員の働きやすい環境づくりにも心を配り、昨年は県内企業の男性トップが集い女性が生き生きと働ける社会を目指す「かながわ女性の活躍応援団」にも参加した。「社員皆にこの会社に勤めて良かったと思ってもらいたくて」と語る。
◯…同社の工場がある青森県陸奥で、3人兄弟の末っ子として育った。「幼い頃から工場を見ていたので、アツギには親しみを持っていましたね」と微笑む。高校卒業後は仙台の大学に進み、会社に入った時に役立つのではと会計学を専攻した。学生時代熱中したのが自転車。北海道を2週間かけて半周するなどツーリングを楽しんだ。車にも憧れ、購入を夢見て果物店で夜7時から朝方1時まで2年間バイトに励んだことも。
◯…現在は寒川町で、夫人、2人の娘、猫1匹と暮らす。10年ほど前に釣りにはまり、今でも週末になると大磯海岸などに出掛けては砂浜からの投げ釣りを楽しむ。「仕事と私生活、どちらも充実させたいですね」
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