大阪府北部で起きた地震によるブロック塀の倒壊被害を受け、海老名市教育委員会は市内小中学校を点検。ブロック塀と構造が似ており、建設から30年以上経過し老朽化したボール当て用の壁“投てき板”5つを撤去することがわかった。
同地震では、府内小学校のコンクリートブロック塀が倒壊し、通学中の女子児童が亡くなる事故が発生。全国でも、高さや厚みなどが適切でない”危険ブロック塀”がないか、適宜確認作業が進んでいる。
海老名市教育委員会でも、市内小中学校に対して、敷地内の安全点検を指示。その後、市教委が各校を巡回し、打診棒や金属探知機で該当箇所をチェック。倒壊や破損の恐れのある危険ブロック塀はない、と判断した。
その上で、構造上類似性が高く、学校内に設置されている「投てき板」に調査範囲を拡大。投てき板を所有する柏ヶ谷、有鹿、大谷、門沢橋、社家の5小学校にある投てき板すべてが建設から30年以上経過しているため、安全面を考慮して撤去を決めた。
予算の都合上、具体的な工事日程や投てき板の代わりとなる新設遊具の建設については現段階では未定だという。市教委は「構造上の問題があるわけではなく、児童の安全を第一に考えた結果。現時点で倒壊の危険があるわけではない」と話している。
小中学校以外は
市内の県立高校(海老名、有馬、中央農業)については県教委が調査。安全上の問題はないと報告されている。
また、私邸敷地内にあるブロック塀等に関しては、市がホームページ上に国土交通省作成のチェックポイントを掲載。各自による安全点検を呼び掛けている。
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