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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2019.10.25

神奈川県石油協同組合高座支部の支部長を務める
関 敏幸さん
国分寺台在住 57歳

 ○…ガソリンスタンドを運営する企業が集まり、適正価格の調整や労働・生産性関連の向上を目指す「石油協同組合」。海老名含む県央4市が所属する高座支部のリーダーとして舵を切り、仲間たちにアドバイスを送るなどしている。「ガソリンは必要不可欠な生活インフラであるものの、一般家庭の経済面にも影響を与えることから、市況バランスを見極めるのは非常に難しい。中小企業がどのようにして生き残っていけるか考えていかなければいけない」と険しい表情で話す。

 ○…自身は市内望地にある「相光石油(株)」の代表取締役を務めている。先代が始めた同社は50年以上続く老舗企業。世代交代のもと25年前に代替わりし、ガソリンスタンドだけでなく、鈑金やレンタカーなど、利用者の需要に合わせて様々な事業を先進的に手掛けてきた。エコカーの普及や若者の車離れなど、状況は厳しくなる中、こうした取り組みが業界で話題となり、現在は全国各地で講演なども行っている。「お客様のかゆいところに手が届く。そして笑顔で接客をする。この2つを大切にしてきましたね」

 ○…千葉県勝浦市出身。何でも負けず嫌いな性格で、高校時代まで続けた野球では県準優勝という輝かしい経歴もある。「当時の仲間と集まって仕事の話になるけれど、みんな初めの仕事から変わっていない。根性があって続けちゃうから、辞め時を失ってしまったかな」と冗談めかす。

 ○…結婚を機に海老名にきてからは、仕事だけでなく地元消防団からPTA、海老名商工会議所などなど、各種団体で地域活動に貢献してきた。「一番教えられたのは人間性の重要さ。『意志があるところに方法がある』をモットーに、今度も出来ることを考えていきたい」と先を見据える。

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