海老名・座間・綾瀬 ピックアップ(PR)
公開日:2020.02.14
補聴器・聴こえの鍵は「正しい用法」
横浜市の補聴器職人・大槻さん
聴こえに難のある人に寄り添い、補聴器選定や調整を行う補聴器店。各地域で熟練した補聴器職人が日々活動を行う。「職人だけでなく、使用者の意識も向上しなければならない」と話すのは、横浜市戸塚区の補聴器職人・大槻公孝さんだ。その真意を聞いた。
◇ ◇ ◇
大槻さんは重い難聴に長年苦しみ、その体験をベースとして活躍。独自の調整技術が評判で「おみみショップ」には全国から来店者が訪ねている。大槻さんが日々意識しているのは、正しい補聴器の使用方法を”口うるさいほど”徹底して伝えることだ。
超繊細な「道具」
「耳はほかの器官に比べても超繊細。それを補助する補聴器もまた繊細だ」と大槻さんは話す。じっさいに補聴器の音は音の出口にたった一粒耳垢がついただけで、言葉の鮮明さは大きく変わるという。また、装着も正しく行われなければ、職人が丁寧に調整しても、調整どおりの性能や聴こえは得られない。そのため同店では、日々の手入れ方法や装着方法は何度も徹底して説いている。
「いくら進化しても、補聴器は『道具』です。進化して人工知能が組み込まれても、正しい装着がされず、日々の手入れが疎かなら真価は発揮されません。これらの大切さを伝えるのは専門家の責任ですが、伝えたことを守るというのは購入者の大切な役割なんです」
また、大槻さんによると現段階では医師の投薬や手術による治療では加齢難聴を完全に治すのは難しいため、補聴器店の役割はこれからますます増えていくという。「よい聴こえはよい補聴器店選びから。正しく指導をしてくれる職人と付き合って」と呼び掛ける。
■おみみショップ/横浜市戸塚区下倉田町244の1/【電話】045・861・8984(予約優先)
おみみショップ
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戸塚区下倉田町244-1
TEL:045-861-8984
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