綾瀬市の綾北中学校で卒業を控えた3年生が2日、綾瀬市役所を訪れ、学習成果として企画した「SDGsにかかわる政策提言」を古塩政由市長ら市の幹部に発表した。
綾北中では今年初め、社会科の授業で綾瀬市への政策提言をまとめる授業を展開した。学校では「持続可能な社会に向けた価値観を持つ生徒の育成」をテーマに据えて、SDGsの視点を取り入れた教科横断の授業研究を進めてきた。
この日は、3年生239人がまとめた政策提言のうち学校が優秀作品に選んだ6作品のうち吉原遙南さん、小崎英土さん、高島拓海さん、尾山このみさん、黒田大地さんの5人が出席。高橋まりんさんの政策提言を渡部裕司教諭が代わりに発表した。
6人は、選挙の投票率や耕作放棄地、新型コロナワクチンの3回目接種、学校給食の残食について対策を提案。尾山さんは、縁日などで手に入る金魚を川に放流することで生態系に影響を与えかねない点を指摘。縁日や川での啓発を強化して学校での教育や条例制定の必要性も指摘した。
古塩市長は「提言はどれも大きな課題。しっかりと受け止めて、できることに着手したい」と述べ、市役所で政策を取りまとめる企画課の職員に検討を指示した。投票率アップのための提言をした吉原さんは「海外と比べて日本の投票率が低いことが分かった。将来は人の役に立てる仕事に就きたい」と話していた。
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