第二の人生に巻き起こる「家族」をテーマにした一般参加型投稿文学コンテスト「Reライフ文学賞」の第一回受賞作品がこのほど発表され、座間市在住の杉村眞知子さん(68)=人物風土記で紹介の「Reスタート 寄り添う日々」が読者賞を受賞した。
コンテストは文芸社が主催、朝日新聞社が共催し、作家の内館牧子さんが特別審査員を務めた。人生の後半戦において「家族」の関係があるからこそ体験できたことを奮闘記として全国から募り、2251件の応募があった。審査で最優秀賞1作品、読者賞1作品が選ばれ、杉村さんは読者賞を受賞した。
杉村さんは震災後、故郷の三陸海岸に暮らし認知症が進んでいく両親を自立での生活が困難と判断し「ドライブで墓参りに行こう」と車にのせたあと、10時間以上車を走らせ座間市へと移住。そこから看取るまでの8年の介護の記録をまとめた。介護を通して、これまですれ違いの多かった家族関係が「再構築」できたことを述べている。
受賞を受けて杉村さんは「締め切りのあるコンテストを目標にすれば、記録も書き残すことができると思い応募したことが、立派な賞の受賞となり大変光栄。支えてくださった座間市の地域の皆さま、施設の職員の方に改めて感謝の気持ちを伝えたい」と話した。
受賞作は5月25日から、インターネット上で全文公開されている。
【URL】https://www.asahi.com/relife/article/14628864
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