専念寺 樹木葬墓地
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地域の若手経営者らが6月23日、海老名市内の公立学校で主権者教育の授業を開いた。学校側の要請に応じたもので、9月末までに県内5校などで授業を予定している。
選挙の公示や告示を前に立候補予定者を集め公開討論会を開く地域の青年会議所は、全国組織の公益社団法人日本青年会議所の傘下にある。神奈川県内には海老名や座間、綾瀬などを含む21の青年会議所があり、県組織の神奈川ブロック協議会(常盤健嗣会長)を構成している。
その中にある委員会のひとつに「持続的未来社会創出委員会」と呼ばれる組織があり、その委員長を海老名青年会議所の山田貴久さん(35)=保険代理業が務めている。
同委員会は、若い世代の政治ばなれが進み低い投票率が続くなか、若年者層を中心に政治参画の意義を伝える活動に取り組んでいて、青年会議所がこれまで実施してきた選挙教育プログラム「みらいく」を活動の柱にしている。授業では政治や選挙の意義について解説した上で、実際の投票箱や投票用紙を使った模擬投票を行う「主権者教育」を展開している。
この日は障がいをもつ生徒の3クラスで授業を実施した。
教壇に立ったボーク由梨花さん(34)=座間青年会議所・自動車販売業は、「政治とは、税金をどう使うか、どう集めるかを決めること」であり、「選挙とはそれを決める人(議員)を決めること」、さらに「議員は共通のルールを決める人」であること、「こうした仕組みが議会制民主主義」などと生徒に語りかけた。
その上で、仮想「ミライ市」の市長選挙に3人の候補者が立ち、「学校の横にアミューズメントパークをつくり招待する」「学校の横にドームを作り人気タレントを呼ぶ」「自然破壊につながる開発を止め現状を維持する」と、それぞれの主張を展開。これらをもとに生徒が実際の投票箱と投票用紙で選挙を実施した。
開票結果で当選者を決めた上で、「ほかの意見も無視せずに尊重するのが民主主義。一票では何も変わらないが、投票しなければ何も変わらない。自分たちの未来は自分たちで選択しよう」と語りかけた。
この選挙教育プログラムに応募し、授業を見守った公立学校の教諭は「従来は生徒会選挙を通じて主権者教育を実施していた。仮想とはいえ生徒は社会の課題に対する投票が体験できた」と、話していた。山田委員長は「実際の投票でも未来を託せる人に投票してもらいたい」と話していた。
この授業を運営するのは山田さん、ボークさんのほか、成井侑さん(海老名)、石井昂太さん(同)、新村清仁さん(同)、池永稔さん(同)、井村啓介さん(寒川)、新井文人さん(川崎)の総勢8人。8月4日、6日、17日には神奈川県議会の本会議場を使用して高校生議員が知事と議論を展開する「かながわハイスクール議会」も開く。
活動に関する問い合わせは山田さん【携帯電話】090・5556・4764
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