海老名・座間・綾瀬版
公開：2023年5月26日
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利用者に配布されるID（見本）
綾瀬市立図書館（稲垣和雄館長）は17日、視覚障がい者向けの電子図書館「アクセシブルライブラリー」を導入した。市によると県内の図書館では初の導入という。
同館が導入した「アクセシブルライブラリー」は、視覚障がい者が自身のスマートフォンやタブレットの音声読み上げ機能を使い、電子書籍を楽しむことができるサービス。同館の一般向け電子図書館サービスを手掛ける株式会社メディアドゥが開発した。これにより小説や実用書など１万５千点の本を音声で利用できることになった。
利用対象者は市内在住の視覚障がい者。利用料は無料（通信費は利用者負担）。同館の利用登録と障害者手帳（原本）の提示が必要で、所定の手続きを経て専用のＩＤを受け取る。
読み上げ機能による蔵書の利用は、個人所有のスマートフォンやタブレットで直接行うため、来館は不要。
稲垣館長は、「読書を諦めていた視覚障がい者の人たちが文学にふれるきっかけになれば」と話している。（問）同館【電話】０４６７・７７・８１９１。
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