ＪＭＡ法人設立50周年
地域医療と介護「仁愛の心」で
海老名総合病院や座間総合病院を運営

ＪＭＡ理事長の贄正基氏

　県央地域で医療や介護、保健、福祉事業を展開する社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス（＝以下、ＪＭＡ）が、設立50周年を迎える。同法人の贄正基理事長に、これまでの歩みや今後の展望を聞いた。

　―ＪＭＡの歩みを教えてください

　当法人は、４人の医師が１９７３年に東埼玉病院（現・東埼玉総合病院）を開設したのが始まりです。その10年後に海老名総合病院、２０１６年には座間総合病院を開設しました。社会的ニーズの変化に合わせて事業の幅を広げ、医療や介護、生活支援などを住み慣れた地域で受けられる「地域包括ケアシステム」を構築し、切れ目のないサービスの提供に努めてまいりました。

　―法人として大切にされていることは

　設立時の法人名は「仁愛会」でした。「仁愛」とは利他の心、情け深い心で人を思いやること、慈しむことを意味します。ＪＭＡグループは「仁愛の精神」を基本理念としています。私たちが提供するサービスは、「人のために尽くす」という気持ちがなければニーズに応えることができません。仁愛の心をＤＮＡとして、次の世代にもしっかり受け継ぎたいと思います。

　―今後について考えを聞かせてください

　質の高いサービスを提供し続けることが地域への社会貢献と考えています。今年５月に完成した海老名総合病院の新棟は、救急医療体制を強化する将来を見据えた事業展開の一つです。またグループの職員の中には「海老名総合病院で生まれた」という看護師や事務スタッフが在籍しています。人のために尽くす職員の背中を見て「将来はＪＭＡで働きたい」と思ってもらえるような存在をめざしてまいります。

社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス

海老名市河原口1519

TEL:046-235-1311

https://www.jinai.jp/