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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2023.09.08

座間市で地域総合型スポーツクラブを運営する
内田 眞一さん
座間市東原在住 63歳

走る楽しさ伝われ

 ○…人気ユーチューバーと一緒に、走ることの楽しさを伝える「かけっこ教室」を4年ぶりに開いた。元気よく体を動かす子どもたちの様子に「楽しんでくれてよかった」と、安堵の表情が浮かぶ。教室は体力や運動能力の向上を目的に2018年に始め、これまでに200人以上の子どもたちが参加。自身もアジアマスターズ陸上で入賞する実力者で「陸上競技にも興味を持ってもらえたら」と普及にも期待を寄せる。

 ○…静岡県浜松市出身。子どもの頃から走ることが得意で徒競走ではいつも一番。小学3年の時に陸上クラブに所属した。中高は走ることと同じくらい好きだったアマチュア無線の世界に没頭した。「世界中の人とつながれるのが楽しかった」と魅力を語る。外資系企業への入社を機に陸上競技に復帰した。クラブ運営の傍らで今も30mダッシュや200m走のトレーニングなどを続けている。

 ○…奥さんと息子2人の4人家族。子どもたちは社会人になり自立している。音楽を聴くことが趣味で、中学の頃から好きなカーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」を、自慢のオーディオで聴く時間が至福の時という。世界大会の引率など、海外遠征の機会も少なくない。「海外に行くときはいつも1人なので、たまには妻と一緒に行きたい」と、愛妻家の一面も。

 ○…陸上競技の普及活動を地域で続けてきた経験から、「コロナ禍の影響で子どもたちの運動能力や体力が低下しているのではないか」と危惧している。その時間を取り戻すべく、親子で参加できる陸上教室を開き、体を動かす機会を提供している。市内には競技場がないため、「市民が競技を身近に感じられる施設を作りたい」という。

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