座間版 掲載号:2013年2月1日号
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山口浩二さん(ひばりが丘) ガラスに命吹き込む 10日(日)からハーモニーホールで作品展

丁寧な行程を重ねていく
丁寧な行程を重ねていく

 ひばりが丘在住のガラス工芸作家山口浩二さん(60歳)による、吹きガラス展「青の祈り」が、ハーモニーホール座間で開催される。2月10日(日)から17日(日)まで。主催は市教育委員会、市スポーツ・文化振興財団。

 同展では山口さんが、40年以上にわたり製作した約50点の作品が展示される。 テーマとなる「青の祈り」はコバルトブルーが鮮やかな3部作。2008年の作品は、拉致被害者家族の横田滋さんへ思いを寄せて製作した。川崎駅の電車内で偶然、横田さんを見かけ「『頑張って下さい』とは言えなかった。同じ子を持つ親としてとてもつらい思いを感じる」と涙ながらに話した。その気持ちを作品に表わそうと、「(拉致被害者の救出支援を表わす)ブルーリボンに象徴される思いを、青の広がりの中に表現した」という。また、ガラス同士を熱で溶着し「離れ離れにならないよう」という祈りの気持ちを込めた。

 昨年製作した同シリーズには、東日本大震災への思いを込めた。「ガラス作家としてできること」を胸に、作品に思いを表現する。

「自然に学べ」

 山口さんは鹿児島県の出身。1971年に(株)ノリタケ・カンパニーリミテドに入社し、食器や花瓶などを製作していた。その後、ガラス部門に携わり技術を磨いた。現在は、厚木グラススタジオで製作に励む。

 これまでに、神奈川県美術展で特別奨励賞の受賞、2002年にはテーブルウェア・フェスティバル,02で大賞を受賞。昨年は日本伝統工芸展で入選した。

 「自然に学べ」を教えとして、出身地鹿児島の桜島や太陽、海など大地に息吹くイメージを表現する。「ガラスは人間の作った宝石。命を吹き込み、試行錯誤で思いを表しています。ガラスの素晴らしさを見てほしい」と期待をよせる。

 同展は午前10時から午後5時。10日は午後1時から。17日は午後4時まで。12日(火)は休館。11日には、山口さんによるギャラリートークが午後1時30分から行われる。入場自由。問い合わせは市生涯学習課046・252・8476へ。
 

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