厚木市 市民の放射能不安解消へ 測定器の無料貸出しをスタート
厚木市は1月23日から放射線量の測定を希望する市民に対し、放射線測定器の無料貸出しを開始した。これは、市民が自分の生活域における同線量を自ら測定し、安全であることを確認してもらうことで放射能への不安を解消してもらおうと実施しているもの。
貸出し対象は、市内在住の20歳以上の個人と自治会などの団体。1回につき1台で、期間は1日(午前8時30分から午後5時15分まで)。基本的に平日のみの貸出しだが、団体の場合は、土・日曜日、祝日の貸出しを行う(返却は次の平日)。希望者は、健康保険証や免許証など、身分証明証を持参して市生活環境課に申し込む。電話予約も可。
ちなみに、市では昨年6月から2週間に1回、市内22カ所で定期測定を実施。これまで市の基準(毎時0・19マイクロシーベルト)を超える数値は検出されていないという。ただ、市民による測定で基準を超える値が出た場合には、市が再測定し、除染作業の指導などを行うことになっている。
また、23日の貸出し初日には約70件の電話があったという。担当課の鈴木好弘課長は「自らの手で線量を測定してもらうことで、市民の皆様に安心してもらいたいです」と話した。
問合せは、同課【電話】046・225・2752まで。
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