厚木・愛川・清川 社会
公開日:2012.05.04
「歯っぴー金太郎号」
歯科訪問車を配備
迅速な救護活動が可能に
神奈川県と神奈川県歯科医師会が協働で整備した訪問歯科診療用自動車がこのほど、一般社団法人厚木歯科医師会に貸与された。これは県央地区で唯一、厚木市に歯科保健センターがあるため。
県は2004年から診療車を保有していなかった。そのため東日本大震災発生時、被災地へ応援に行けなかったことから県歯科医師会が県に要望した。災害時の活動と介護施設や障害者施設などの訪問を目的に、県内に6台を配備することになった。愛称は「歯っぴー金太郎号」。
訪問車には発電機能があるため治療ができるほか、野外で診療するよりも衛生面が向上する。またレントゲンやポータブルキットといった歯科医療機器も装備されている。田中恭三厚木歯科医師会会長は「災害発生時に、迅速な救護活動ができる」とコメントした。同会では今後、歯の衛生週間中に訪問車を披露するほか、厚木市総合防災訓練で訪問車を使用し、救急歯科医療対応の充実を目指していく予定。
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