上杉定正の墓石落成 七沢の徳雲寺
七沢城址の北側にある徳雲寺(村松智明住職)で、七沢ゆかりの武勇に優れた武将・上杉定正の墓石「落成開眼法要」が5月11日に行われ、檀徒約50人が参加した。
これは、もともと徳雲寺の丘の上にあった上杉定正の墓所の供用ができていなく、整備して新しい墓地を建設することにより、武将の存在を広く知ってもらうために行われたもの。昨年から総代を中心に準備を進め、3月に墓地が完成していた。
この日は、午前11時から法要が行われた後、徳雲寺の中村直二総代が「上杉定正公、先人の墓地を作るにあたり、役員をはじめ、多くの方に賛同いただき完成することができました。上杉定正公の前で手を合わせてもらえれば幸いです」と冒頭で挨拶した。参加者は神妙な面持ちで聞き入っていた。また、歴代住職・萬霊供養塔の落成開眼法要も同時に行われた。
その後、村松住職から総代、副総代、建設関係者などに感謝状が贈呈された。
村松住職は、上杉定正が亡くなって約520年が経ったと話す。郷土資料館によると、上杉定正は、室町時代の中頃に活躍した武将だとされ、「七沢城のお殿様」だったと言われている。
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4月19日