市内岡田にある県立厚木清南高校(上前悟校長・生徒数2307人)で7月6日、通信制に通う生徒を対象に、卒業生による講演会「先輩の話を聞こう」が行われた。
この取り組みは、不登校などの問題を抱える生徒に、同じ経験を持つ先輩の話から自分の夢や進路を考えるきっかけにしてもらおうと、学校行事として毎年行われているもの。
この日は、生徒154人が参加。映画制作やIT企業などで自分を磨き社会で活躍する卒業生3人が登壇し、自らの経験を話した。
講演者の1人、琴葉とこ(ペンネーム)さんは漫画家として活動する大学2年生。同校在学時に自身の不登校体験をもとに描いた『メンヘラちゃん』で漫画家デビューし、現在も出版社のWEBサイトで月一回の読み切り連載を抱える。
”メンヘラ”とは、インターネット上から生まれた、精神的な病を抱える人を指す俗語。琴葉とこさんは不登校だった6年間の話を中心に講演し、「振り返るとその経験が無駄ではなく、今の自分の糧になっている」ことを後輩たちに伝えた。
この行事を担当する金子吉延教諭は「参加者は例年より多く、私語もなく熱心に聞いているようだった。彼女の作風と同じ、苦しい経験を笑い飛ばすような話を聞いて、生徒たちも勇気をもらい前向きになれたのでは」と話した。
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