6月29日にNHK「のど自慢」の生中継が市文化会館で行われた。1442通の出場希望があった「厚木大会」で、見事チャンピオンに輝いた水引に住む立花秀夫さん(66)と博江さん(66)夫妻に話を聞いた。
▽秀夫さんは、予選会に出場できたことが「ラッキーだった」と話す。衣装は新宿まで買いに行ったというお揃いのゴルフウェア。胸に四つ葉のクローバーのアップリケを縫い付けた。予選会は一日がかりの長丁場。歌の入りをどうしたら良いのか分からず、本番よりも予選会で歌うことが何よりも心配だったというが、予選会の狭き門を突破し、本番を迎えた。
▽12番目に登場した立花さん夫妻は、夫婦愛をテーマにした漣健児・九重佑三子作詞の『いっしょ』をデュエットした。NHKの漣さんの追悼番組の中で聴いたこの曲が印象に残っていたことと、分かりやすい詩と一度聴いたら忘れられないメロディーに共感したことが選曲の理由だ。
▽歌っている最中は無我夢中で、あっという間だったと振り返る。合格の鐘の音が鳴ると、博江さんは思わず司会の小田切千アナに抱きついて喜びを分かち合った。番組の最後に発表される「今週のチャンピオン」に立花さん夫妻が決まり、ゲストの郷ひろみさんからトロフィーが博江さんに手渡された。秀夫さんも博江さんも「最高です」と喜びを爆発させた。
▽結婚42年目。愛知出身の秀夫さんと福島出身の博江さん。出会いは、都内のアマチュア合唱団だった。高校時代は実は2人ともコーラス部に所属。青春時代は遠く離れていても、コーラスという共通の趣味が縁で結ばれた。放送後は多くの人から祝福の連絡があった。「優勝は夢心地。いろいろなラッキーがあったから」と立花夫妻。仲睦まじく飾らない気さくな夫妻だ。
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