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厚木・愛川・清川 教育

公開日:2015.03.06

愛甲公民館が文科省表彰
地域性生かした事業に評価

  • 「新しい人と昔からいる人の融合を」と話す石井館長

  • 愛甲にんじんの栽培に挑戦

 工夫をこらした事業を展開し、地域住民の学習活動に大きく貢献した公民館を表彰する「第67回優良公民館表彰」で厚木市立愛甲公民館(石井克彦館長)が選ばれた。東京都千代田区の文部科学省で3月4日、表彰式が行われた。

 1948年度に創設された同賞。各都道府県教育委員会から推薦を受けた公民館の活動実績を審査し、文部科学大臣が最終決定している。受賞した全国77施設のうち、県内では同館と相模原市立星が丘公民館のみ。市内では、1989年の小鮎、2009年の森の里公民館についで3館目の受賞となった。

 同館の評価対象となったのは、小学校との連携の強さと、郷土愛を育むユニークな取り組みだ。毎年開催している「どろんこバレー大会」や「鮎つかみどり大会」には多くの児童が参加し、大人も子どもも気軽に楽しめる特色ある事業を展開してきた。

 「どろんこバレー大会」では、福島県の青年会議所が参加し、リンゴの販売を行うなど地域を超えての交流が続いた。昨年は2つの大会に、愛甲小児童528人中200人が参加し、地域が一体となった。

 特に2013年度は、郷土ゆかりの歴史上の人物・愛甲三郎季隆(すえたか)没後800年を記念したキャンペーンを展開。また、自然豊かな地域性を活かし、近隣のコミュニティ農園でかつての特産品として親しまれた「愛甲にんじん」の再生プロジェクトを企画。栽培には、地域外の人も参加しやすく「面白いね」という声もたくさん聞かれたという。

 受賞にあたり就任4年目の石井館長は、「光栄です。子どもと大人が一緒に楽しめるのが公民館活動の原点。皆さんの協力があっての賞です」と話した。

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