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厚木・愛川・清川 政治

公開日:2015.03.13

The Interview
仕上げの3期目へ
小林常良厚木市長へ6つの質問

  • インタビューにこたえる小林市長

 2月15日に行われた厚木市長選挙で接戦を制し、3選を果たした小林常良市長。本紙では3月6日に特別インタビューを行い、3期目の抱負や新年度予算、重要施策について聞いた。

 ――投票率を含め、市長選挙を振り返っての今のお気持ちはいかがでしょうか。

 「多くの市民の皆様から『市民協働のまちづくり』を評価していただいたものと考えています。

 しかし、今回の市長選挙では、本来あるべき政策論争が行われず、この影響が、投票率の大幅な向上に結び付かなかった一因であることが大変残念です」

 ――新年度は総額で過去最大規模の予算を編成しました。特にこだわったことはありますか。

 「厳しい財政状況の中で、徹底した行財政改革で財源を確保しました。市民の『いのち』と『暮らし』を守り抜くことを最優先に、『長寿・医療・福祉』、『安心安全・防災減災』、『子育て・教育』、『中心市街地・交通対策』などの7つを重点項目に掲げています」

 ――政府が掲げている地方創生については、どうお考えですか。

 「『地方創生』のテーマは、人口減少に歯止めをかけ、将来にわたって活力ある社会を創生することです。私がこれまでも積極的に取り組んできた企業誘致を更に強力に推し進め、新たな雇用の創出と市外からの定住を促進するなど、『人口減少ゼロ』に挑戦します」

 ――少子高齢化、人口減少時代に対する厚木市の将来都市構想をお聞かせください。また、広域連携の考えはいかがでしょうか。

 「少子高齢化、人口減少は、全国的な課題であり、その対応に当たっては、行政区域にとらわれず広域的な取組を進め、圏域全体の魅力を高める必要があると考えています。また、平成72 年までの期間を見据え、将来の展望を示す『人口ビジョン』を平成27年度で策定します」

 ――未来を担う子どもたちに、今伝えたいことは。

 「子どもたちは、厚木市の宝です。今を生きる私たちは、次の時代を担う子どもたちを、元気に健やかに育む責任があります。子どもたちが、様々な経験を通して大きく成長していけるように、家庭、地域の御協力をお願いします」

 ――厚木市のトップとして常に考えていること、気をつけていることは何でしょうか。

 「市民の皆様の命を守り抜く!安心・安全な社会を構築すること、そして、次の世代にこの素晴らしい厚木を引き継いでいくこと、これが私に課せられた大きな使命です。常に地震や災害が起こらないか考えています。何事も起こらず一日が終わるとほっとします。大切なのは『人との絆』、人とのつながりを大事にすること、これしかないと思います。これからも、私が貫いてきた『市民協働』『現地対話主義』を信念に、市民の皆様に軸足を置いたまちづくりを進めます」

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