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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2015.05.01

県立七沢森林公園の新園長に4月1日付けで就任した
中津川 定雄さん
松田町在住 60歳

地域を想い 公園愛し

 ○…日本都市公園100選・かながわの公園50選に選定されている東丹沢のふもとに位置する県立七沢森林公園。広さ約65ヘクタールの都市公園だ。4月1日付けで新園長に就任し、同公園のスタッフ25人をまとめている。「来園者の方の安心と安全を考え、快適に過ごしてもらえることを念頭に置いて、管理運営にあたりたいと思います」と丁寧な口調。大切にしていることはチームワーク。まずはスタッフ一丸となって仕事ができる職場づくりに取り組み、地域や来園者とともにコミュニケーションをとっていきたいと話す。

 ○…「毎日覚えることが多いですが、初心に帰って現場を良く知ることから始めていきます」と元気溌剌。今後は同公園のテーマにもなっている「心と体をリフレッシュ」することの実現をめざす。今年度は、「整体ヨガ教室」や「ツリークライミング」など地域と連携した新しいイベントも企画していく予定だ。「森の民話館」も5月にリニューアルするなど話題も豊富。

 ○…生まれも育ちも松田町寄(やどりき)。42年間県に勤務した。藤沢土木事務所時代は、2013年度から14年度にかけて引地川で遊水池事業に携わったことが一番記憶に残っている仕事だという。厚木土木事務所に勤務していた2010年と11年は、七沢森林公園で検査官として仕事をしたことも。そのときは、「住宅街の中で緑がたくさんある印象深い公園」と当時を振り返る。

 ○…通勤は車で片道1時間。「住んでいるのが自然公園みたいな場所。森林から森林に通勤しています」とユーモアたっぷり。休日は地域活動に奔走。地区会長は3期目。3月までは寄囃子保存会の会長を8年間務めた。顧問となった今も、師匠として孫や子どもたちに稽古をつけ、地域の伝統芸能を伝承する。「孫と一緒に祭囃子に参加することが楽しみのひとつ」と仕事とは別の顔をのぞかせる。3人の子どもは独立し、母と妻の3人暮らし。孫6人。

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