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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2017.09.15

あつぎミュージックフェスティバルで大賞を受賞した
野村 翔一郎さん
音楽スタジオSEAL店長 24歳

目標はメジャーデビュー

 ○…「絶対獲ってやる」。強気で臨んだ二次審査。言葉通りの結果に「嬉しい反面これからが大事。新たな一歩を踏み出せた」と、めざす先は高みにある。昨年初出場で、実行委員会特別賞を受賞するも、大賞を受賞したのは友人。「悔しかった」。二次審査で披露した『VOICE』は、女性目線で遠距離恋愛を歌ったポップスで、友人の話をもとに作った新曲だ。「完成したのが4日前。練習期間が短かったので緊張した」というが、ありったけの想いを乗せ、会場に力強く伸びやかな声を響かせた。

 ○…岡山県井原市出身で、高校までを過ごした。中学2年のころから芸能人を夢見るように。1年後には、祖父のアコースティックギターを引っ張りだし、公園で弾き語りを始めた。高校生になるとバンドを結成。ギターとヴォーカルを務め、パンクロックなどを演奏するように。進学せず「上京したい」と両親に訴えるも反対され、父親の母校である神奈川工科大学への進学を決めた。

 ○…20歳ごろから本格的にライブ活動をスタートさせ、都内のライブハウスや路上ライブで腕を磨いた。その後、ヴォーカルや作詞作曲の技術を学ぶため、音楽スクールへ入学。作詞は、「体験よりもドラマや映画を参考に作ることが多い」という。作曲では、弾いているギター音をくり返し、新たに音を重ねていくルーパーというエフェクターを使い、その場で音を作る技法を取り入れている。「自分の色を出していきたい」。

 ○…現在は中町の音楽スタジオSEALで店長として働く。仕事も私生活も音楽漬けの日々だ。「とにかくメジャーデビューが目標」と力強く語る。「メディアに出ることで、より多くの人に”自分の歌”を伝えたい」。来年にはワンマンライブも企画し、気合が入る。子どものころから”目立ちたがり屋”だったという青年がスポットライトを浴びる日は、きっとそう遠くないだろう。東町在住。

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