厚木保育所(中町1の3の3)が3月31日に閉園した。同園が取り壊される前に、卒園児や保護者、近隣住民などを対象に5月12日(土)、お別れの集いとして一般開放する。時間は午前10時から午後3時。
当日は、7人の歴代所長からのメッセージを掲示。また来場者による「ありがとうメッセージ」ウォールを作成する。ウォールは後日、ホームページで公開され、他にも企画が進められている。担当の市保育課では「以前働いていた保育士さんも多数来園予定です。ぜひご参加ください」と呼び掛けている。
同園は1950(昭和25)年に開園し、約2300人の子どもが巣立っていった。民営化に伴い閉園し、卒園前の児童はふじの花保育園(旭町2の4の15)に移行した。6月以降入札され、取り壊し日などが決定する。
問合せは市保育課【電話】046・225・2231へ。
昭和から平成まで
96年から2003年度の最長7年間、所長を務めた渋谷清乃さん(74)も、当日参加予定という。「街中であれだけの広い園庭を持ち、歴史ある園がなくなるのは残念」と話す。所長となり最初の卒園生が「自分も保育士を目指すと、写真を入れて手紙をくれたの。宝物よ」と感慨深げ。「設立当初の卒園生はきっと私と同い年くらい。世代を超えて集まって、交流ができたら」と話した。
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