厚木・愛川・清川 社会
公開日:2018.05.25
アクアリウムで利用者癒す
デザイナーから転身 鈴木さん
28歳でデザイナーから転身し、介護の世界へ飛び込んだ鈴木翔大さん(33)。「祖母のデイサービスの送迎時、若い介護士がイキイキと働く姿を見て」と転職の動機を話す。職業訓練校を卒業後、特別養護老人ホームメイサムホールに就職した。
3年前、引きこもりになっていた利用者に、フロアに出て来てもらいたいと始めた「アクアリウムセラピー」。水槽を購入しグッピーを飼育した。魚が泳ぐ姿は、脳波を安定させる効果があるという。この取組はかながわ高齢者福祉研究大会でも評価された。アクアリウムの世話は、週1回の水替えと餌やりのみで手軽。今はバルーンモーリーやネオンテトラ、エビなどが利用者を癒している。
「介護士になって大変と感じたことはない。今後も自分の幅を広げ、利用者に還元できる介助をしていきたい」と話した。
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