厚木市では、神奈川県が公表した浸水想定区域図を利用して作成している「洪水ハザードマップ」を8年ぶりに新しくし、10月から市内全戸に配布するため、現在準備を進めている。
新しいハザードマップには、県が管理する一級河川の相模川、中津川、小鮎川、荻野川、玉川、細田川の6本に加え、市が管理する準用河川の恩曽川、善明川の2本が新たに追記され、計8本の河川と浸水想定区域が示されている。なお、もう1本流れる準用河川の山際川については、今年度中に調査が予定されている。
担当の市危機管理課では、昨年度からハザードマップを新しくする準備を進めてきた。同課では「一級河川が6本あるのは、市としては多い方だと思う。災害が起きたらすぐに避難できるよう、防災バッグをそろえることはもちろん、情報収集手段を確立しておいてほしい」と呼びかけている。
土砂災害警戒区域は245箇所
厚木市では、同マップのほかに、厚木・相川・南毛利地区、玉川・森の里地区、荻野・小鮎地区、依知・睦合・緑ヶ丘地区の4エリアに分けた土砂災害ハザードマップも作成している。土砂災害の警戒区域は245箇所にのぼる。
厚木市では、災害対応能力の向上を目的とした防災訓練を、9月2日(日)に厚木中央公園で行う。
問合せは同課【電話】046・225・2190へ。
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