8月に川崎市で行われた県吹奏楽コンクールで金賞、朝日賞を受賞し、今大会の出場を決めた厚木高校吹奏学部。今回は初のB部門(30人以下)でのエントリーで、東関東コンクールでも、1〜3年の29人で臨む。部長の小田瞳さん(2年)は、「県の代表という自覚と責任、普段から練習で学校の教室を使わせてもらっているという感謝を忘れずに、自分たちが納得いく演奏をしたい」と意気込む。
あす15日の本番に向けて猛練習中の同部。平日は放課後に約2時間、休日は約8時間の練習を重ねてきた。副部長の岸来美(同)さんは、「どのパートもプロの講師の方に見てもらって練習しているので、音の作り方や音質は安定している」。同じく副部長の小林俊介(同)さんは「みんな真面目に練習していて、素直な音が出せる」と演奏の特徴を話す。
コンクール本番では、ハンガリーの作曲家バルトーク・ベーラの『中国の不思議な役人』を演奏する。戯曲の付随音楽として作曲されたこの曲は、戯曲の副題が『グロテスクなパントマイム』。顧問の鈴木しのぶ教諭が「テクニック以上に表現力が求められる曲」というように、譜面以上のものが出せるかが演奏のカギを握る。
本番直前は、緊張をほぐすために全員でラジオ体操をしてから演奏に臨む部員たち。ステージの上では、部のスローガンでもある「心をそろえる」演奏で、自分たちの音を目一杯奏でる。
厚木シビックウインドシンフォニー
8月12日の県吹奏楽コンクールで金賞を受賞し、3回目となる東関東大会への切符を手に入れた。
メンバーの約7割が厚木市内在住者の同団は、2012年に小鮎中学の卒業生が中心となり結成。音楽監督の萩原通友さんをはじめ、音楽トレーナーの海老澤栄美さん、高梨寛子さんの指導のもと、15歳から39歳の団員約50人が練習に励んでいる。
活動開始後から、意欲的にさまざまなコンクールに挑戦してきた同団。2015年度には今回出場する東関東大会で銀賞、16年度には東関東アンサンブルコンテストのクラリネット7重奏で金賞、17年度には同コンテストのフルート4重奏で金賞など、数々の入賞経験を持つ。
「高度な音楽表現や、オーケストラを意識した交響的な演奏をめざして活動している」と話すメンバーたちは、年に一度の定期演奏会でプロの演奏者をゲストに迎え、技術の向上に励んでいる。
県大会に続き東関東でも演奏するのは、課題曲の一ノ瀬季生作曲「IIマーチ・ワンダフル・ヴォヤージュ」と、自由曲のリヒャルト・シュトラウス作曲『アルプス交響曲』より「日の出」「嵐の前の静けさ」「雷雨と嵐」など。メンバーは、「いずれも難易度が非常に高い曲。仕事や勉強などで練習時間を確保することが難しかったが、一丸となって最後まであきらめずにやってきた結果、金賞が取れた。神奈川県の代表として悔いのない演奏をしたい」と意気込む。
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