厚木版 掲載号:2018年11月2日号
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文化会館40周年!

 厚木市文化会館は40年前に、演劇の聖地としてスタートしている。初期の館長に日下令光さんという方がいた。この方は、著名な演劇記者で、芸術選奨の演劇部門の審査員なども務められた方だった。会館が建った時、私は厚高の3年生で、演劇部で全国大会に出場したタイミングだった。結果が良かったので、高校が大ホールを借りてくれて凱旋公演をさせてくれた。この時に、今も扉座を一緒にやっている岡森諦、六角精児は出来たての大ホールの舞台に立っている。思えば我々もなかなかの歴史をここに刻んでいる。

 それはともかく、そんな縁で日下先生にはいろいろと目を掛けて頂いた。ただ、その後、キャバレーの町から演劇の町へと変貌を遂げ始めた下北沢を根城として小劇団を旗揚げした若き日の我々には、文化会館の小ホールさえ使いこなす実力はなかった。当時、我々がホームグラウンドとした下北沢の小劇場スズナリは、今でこそ伝説の劇場となっているが、木造アパートの2階部分をぶち抜いて造られたキャパ150の小空間である。

 だから会館との付き合いは、もっぱら稽古の部屋を借りたり、舞台を鑑賞させて貰ったりすることだった。俳優座のシェイクスピア公演などタダ見させて貰ったものだ。当時の会館はたぶん今よりずっと潤沢な予算を持って劇団の招聘など積極的に行っていた。

 扉座がホールで公演を打つようになったのは20年後のことである。現在は我々が演劇の聖地とすべく活動に励んでいる。

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