厚木県央ロータリークラブ(立脇孝二会長)は11月2日の午後1時頃(現地時間・午前11時)から、厚木アーバンホテルで、奉仕先のラオ・フレンズ小児病院(ラオス)との国際中継例会を初開催した。
立脇会長を含む、5人の会員が医療品を届けるため、同病院に行くことを受け、現地で同時に例会を開催。当日は、点鐘や会長のあいさつ、医療品を受け取った特定NPO法人フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN代表の赤尾和美さんの卓話などを中継した。国際中継のため、音声が聞きとりにくかったり、途中で回線が切れるなどのアクシデントもあったが、例会は無事に終了した。
帰国後、一連の活動を振り返り立脇会長は「病院の運営は寄付に頼っているとのことで、ご苦労されているようだった。クラブとして初の国際奉仕活動だったが、少しでもお役に立てれば」と話した。
子どもたちの笑顔のために
同会が支援するラオ・フレンズ小児病院は、2015年に設立。ラオス北部のルアンパバーンに位置し、運営は同NPO法人が行っている。10〜15年の間に、現地の人が運営をできるようにと、医療活動を展開しながら、教育などにも力を入れている。
今回の奉仕活動は、同クラブの奉仕プロジェクト委員会の委員長であった故・高澤孝一さんの提案で支援が始まったという。ラオスの病院では、日本では見られなくなった病気や、地雷の被害にあった子どもたちが治療、リハビリを受けており、「子どもたちが元気な笑顔を取り戻せるように」とクラブでの奉仕活動を決めた。
立脇会長は「高澤委員長の思いを引きつぎ、支援をすることができてよかった」と話した。
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