「赤ちゃんは世界中どこでも、その環境のことばを自然に話せるようになります」と話すのは、(一財)言語交流研究所・ヒッポファミリークラブの厚木・愛川地域研究員の多田伸子(しんこ)さん(70)。同クラブは1981年に発足。全国600カ所で、0歳からシニアまでが「ことばの自然」について実践、研究している。厚木・愛川地域では、86年から多田さんを中心に30年以上活動を続けている。「子どもも大人も対等で、仲間の体験を聞くことで、自分の体験にもなる」とクラブの魅力を語る。
同クラブでは、英語をはじめ、スペイン語や韓国語、ロシア語など、いくつもの言語が飛び交う環境の中で楽しく多言語を身につけていく。初めての人もCDの真似をするだけ、意味はわからなくても、ゲームやダンスを交えながら学ぶ。
厚木・愛川地域では、多言語・自分育て・子育てプロジェクトと題し、子育て支援も行っている=写真下。ワークショップでは、赤ちゃんが言葉を習得するプロセスを体験し、子どもと過ごす毎日を、より楽しくするヒントを見つけていく。参加者からは、「子どものためを思って参加したけど、自分のためにもなっている」や「赤ちゃんは“わからない”のではなく、“わかる”の積み重ねだと思った」などの声が聞かれた。「赤ちゃんの素晴らしさに気が付くと、ママも子育てしやすくなる。いろんな世代がいるので、先輩ママも相談しやすい環境です」と多田さん。
「人との出会いでその国を好きになる」。何カ国もの留学経験を持つ多田さんの言葉には説得力がある。「小さいころから参加している子どもたちは、積極的で日本語も上手」とにこやかな表情。明るい笑顔と温かな眼差しで、見守っている。
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次回のワークショップは、6月29日(土)の午前10時から正午まで、愛川町文化会館で「イタリアからの留学生 ことばの発達は赤ちゃんと同じ」を開催。問合せは【フリーダイヤル】0120・557・761へ。
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