県立厚木東高校(村越みどり校長)の生徒が、8月31日・9月1日に開催する文化祭で「フードバンク」を実施するため、7月16日に今年度厚木市市民協働提案事業として「フードバンク」に取り組んでいる『特定非営利活動法人Heart34(みいよ)』(立石太郎理事長)の平野祐司事業本部長を講師に招き、フードバンクについて学んだ。
同校の家庭科の授業でフードデザインを学んでいる生徒らが、“食”に関する知識を学ぶ中で、現在深刻な社会問題になっている食品ロスを知り、対策としてフードバンクに着目。文化祭でその回収にチャレンジすることになった。
この日は21人が授業に参加。生徒らは、日本国内や厚木市内での食品ロスの量や貧困率、フードバンクの歴史や仕組み、そしてHeart34のフードバンクにこれまで寄せられた食料の量、それに対する必要としている人の数や生活状況などを講師から聞いた。
中でも、同法人調べで厚木市の食品ロスが年間6000トンもあるという話には驚きの声が上がった。さらに「我々は困っている人に施しているのではない。余った食料を差し上げているという意識で接することが重要」との話には多くの生徒が頷いていた。
平野部長は、「我々がどんなに食料を集めて提供しても、必要としている人に対して微々たる量にしかならない。ただ、このことを一人でも多くの人に知ってもらい、参加してもらい、広げていくことが最も大事」と話した。
生徒らは、「食品ロスの量にびっくりした。私たちも少しでも力になれるようがんばりたい。ぜひ文化祭に多くの人に家で余っている食料を持ってきてほしい」と話し、続けて「同級生らにも積極的に声をかけたい」と話した。
食品の条件は、【1】賞味期限が2カ月以上ある【2】常温保存できるもの【3】未開封の食料(調味料等も可)となっている。
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