6月から分散登校で学校が再開し、7月1日から1日日課へと移行した厚木市立小・中学校では、感染防止対策や児童・生徒の心身の健康を守るため様々な取り組みを行っている。その中で、市内で最も児童数の多い南毛利小学校(横田宗一郎校長/児童数1007人)を取材した。
「みんな元気の5つの約束」
児童数の多い同校では、児童の「安心・安全・健康」を守るため、1日日課へ移行後も全校児童による登下校時の「3密」の緩和を図り、時差登下校を行っている。登校した児童は昇降口で体温カードを見せ、手洗いとうがいをしてから教室へ。これまで毎日朝の会で歌っていた今月の歌は控え、授業の始めと終わりの号令も小さな声で行うなど、コロナ感染防止に努めた「新しい学校生活」を送る。
同校では独自に、【1】マスクをつける、【2】手洗いとうがいをする、【3】間をあける、【4】静かに話す、【5】早めに知らせるといった「みんな元気の5つの約束」を作成。7月の生活目標にも、5つの約束を守ることを掲げる。横田校長は「授業の遅れもあるが、まずは生活のリズムを取り戻すことが大切」と話す。
保護者から掃除機17台寄贈
同校では、5時間目の授業を終えると担任が教室の消毒、床を掃除する。週に1度は掃除機掛けを行うことも。掃除機は保護者に呼びかけて募り、17台の寄贈があったという。「各教室やフロアに振り分けて使用している。掃除機のおかげで床掃除の負担がだいぶ軽減された。ありがたい」と感謝する横田校長。教室清掃を終えると、廊下やトイレなど共有スペースを消毒するため、通常業務は後回しになってしまうという。1日日課の学校生活へと移行した今、課題も残る。
工夫を凝らした授業
6年生を受け持つ小島卓教諭は、「教室などの消毒を行うことで、児童が安心して登校できれば」と話す。授業では、理科の実験や国語の話し合いなどができないため、テレビなどを使って説明することもあるという。「黒板を写しているだけになっていないか。みんなマスクをしているため、きちんと伝わっているか表情がわからない。独自の授業メモを作成し、わかりづらいところは画面に映して説明している」。感染防止に努め、「新しい学校生活」の在り方を探っていく。
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