コロナ禍で迎えた2020年の夏。熱中症で救急搬送された人は厚木市、愛川町で昨年よりも増加、清川村は昨年と同数だった(8月31日現在)。特徴として、65歳以上の高齢者が救急搬送されるケースが目立っている。
■厚木市
厚木市消防本部救急救命課によると今年、熱中症で搬送された人は112人。昨年より22人多かった。今年は、7月が11人で昨年より15人少なく、8月が95人で昨年より38人多かった。また、65歳以上の高齢者がほぼ半数を占めた。重症が1人、中等症が51人、軽症が60人だった。
■愛川町
愛川町消防本部によると、今年の熱中症での救急搬送者は27人。昨年(9月1日まで)より6人増加した。
厚木市同様に、65歳以上の高齢者が多く、全体の半数以上を占めた。屋外、職場での発生が大半だったという。
■清川村
厚木市消防本部によると、今年の搬送者数は7月に1人(中等症)で、昨年は8月に1人(軽症)だった。搬送されたのは高齢者だった。
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9月に入っても、各消防では、引き続き熱中症への注意を呼び掛けている。
厚木市消防本部では、「9月に入り暑さはやわらいでいくと思われるが、熱中症は室内でも発症するので十分に注意してほしい」、愛川町消防本部では、「暑さのピークは過ぎたが、暑さが戻る日もあるので、引き続き熱中症にならないよう注意を呼び掛けていく」と話している。
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