厚木・愛川・清川 教育
公開日:2020.10.23
6年生一丸で作り上げる鼓笛隊
南毛利小学校 運動会へ向け練習佳境
隊形を移動させながら楽器を演奏する鼓笛隊。厚木市立南毛利小学校(横田宗一郎校長)の校庭に、太鼓やリコーダー、鍵盤ハーモニカの音色が響き渡る。11月7日(土)の運動会に向け練習も佳境だ。
鼓笛隊は憧れの存在
かつては、厚木市内のほとんどの小学校で活動していたという鼓笛隊。ところが楽器の維持や管理が難しいことなどから、現在も存続するのは南毛利小と森の里小の2校のみという。南毛利小では、6年生になると運動会で鼓笛隊を披露するのが伝統となっており、入学時からの憧れの存在だ。
同校では5年生の2学期に楽器決めのオーディションを行う。まず自分のやりたい楽器を選び、先生の前で一人ずつ演奏し、合否がつけられる。役割は、リコーダーや鍵盤ハーモニカ、大太鼓や小太鼓、シンバル、アコーディオン、木琴などの楽器の他に、指揮やバトンなど合わせて14種類もある。瀧澤奈悠(なゆ)さん=写真下=は、「指揮が一番輝いて見えたから」と主指揮を務める。
校長に宛てた想い
今年はコロナの影響で、当初5月に予定していた運動会が延期に。瀧澤さんは、学校休業中の4月、横田校長宛に手紙を出した。手紙には「鼓笛を見せる場がなくなってしまうのではないか心配になった」と、不安の想いが綴られていると同時に、「6年生の先生達と迫力のある鼓笛隊を目指して頑張っていきたい」と、『自分たちが作り上げていく鼓笛隊』への決意も記されていた。受け取った横田校長も「瀧澤さんと同じ気持ちだった」と返事を書いた。
運動会は特別なもの
6月から学校も再開し、1学期末には初めて体育館で音合わせをすることができた。そのときに横田校長から「運動会をやる」と伝えられ、「運動会は特別なものなので、すごく嬉しかった」と瀧澤さん。2学期からは本格的に練習もできるようになり、現在はほぼ毎日、練習に励む。6年担任の徳永沙良教諭は、「例年よりも移動を減らし、密にならない隊形作りを工夫した」と話す。
披露するのは、校歌、YMCA、栄光の架橋の3曲。瀧澤さんは「みんな運動会を意識して一生懸命に練習しいている。隊形も『こうした方が』と提案があったり」と、6年生一丸となり憧れの鼓笛隊を作り上げる。
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