11月９日から15日は、秋の全国火災予防運動。火災が発生しやすい時期を前に、全国で火災予防の啓発活動が行われる。今年の防火標語は「その火事を 防ぐあなたに 金メダル」。地域での取組みや、火事予防のポイントなどをまとめた。
厚木消防本部では、毎年啓発活動の一環として本厚木駅前でキャンペーンを行っているが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、人との接触がある街頭キャンペーンは行わない。消防団とともに地域の巡回や個別の立ち入り検査などを中心に、火災に注意するよう呼び掛ける。愛川町でも同様に、期間中は消防団と町内を巡回し火災予防をアナウンスする。地域の保育園での講話、ビデオ上映なども行う予定となっている。
厚木市・清川村
厚木消防本部が管轄する厚木市・清川村の今年１月１日から11月２日までの火災発生件数は39件。昨年同時期と比べると減少傾向にあるという。火災の原因として多いのが「放火」と「放火疑い」。同本部の担当者は「敷地内に燃えるもの、燃えやすいものは置かないように。ゴミ集積場へゴミを出す時間などは守ってほしい」と話す。また、防火対策として「人を寄せ付けないために、敷地内に照明や人感センサーを付けるのも策の一つ。防犯の視点からも効果が見込める」と話す。
愛川町
愛川町の今年の火災発生件数は６件（10月30日現在）。昨年の同時期と比較して同件数となっている。愛川町消防本部では、河川敷でのキャンプやバーベキューから出る火が原因となる火事に注意を呼び掛ける。河川敷の枯草等に燃え移り火災になるケースが発生しており、「これから寒さが厳しくなり空気が乾燥して火災の発生しやすい時期に入ってくるので、火の元・火の取り扱いには充分に注意してほしい」と話す。
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