頑張る6年生たちに、修学旅行に代わる思い出を――。
厚木市立戸室小学校(高峰裕子校長)の6年生84人が11月5日、益子焼の絵付け体験を行った。本来であれば、この日と翌6日は日光へ修学旅行へ行くはずだった。ところが、新型コロナウイルスの影響で修学旅行は中止に。益子焼の絵付けは日光で体験学習する予定だったが、中止を受け、窯元である田山窯の田山光海さんが栃木県から出張して厚木市の小学校へ教えに来ることとなった。また、5日と6日には戸室小のほかに、緑ケ丘小や北小、依知南小など9校で益子焼の絵付け体験が行われた。
戸室小では、少人数のグループに分かれ、素焼きされた湯呑に絵付け液・鉄砂で絵や文字を描いていった。児童らは、事前にデザイン画を作成。当日はデザイン画を見ながら、自分の名前を描く児童や、寿司屋の湯呑のように魚の名前の漢字を描く児童、動物の絵を描く児童など、思い思いに筆を動かしていった=写真。
初めて体験したという女子児童は、「手が震えて、絵付け液の分量を調整するのが難しかった」や「デザイン画は平面だったけど、湯呑は丸いのでバランスが難しかった」などと感想を話した。高峰校長は「子どもたちの心に残るものができたのでは。湯呑を見たときに、小学校生活を思い出してもらえれば」と話した。
同校では、この日の午前中にぼうさいの丘公園で「逃走中」を、絵付けのあとにはダンスや劇の発表会「ハイテンションパーティー」を行った。翌6日には、横浜八景島シーパラダイスへ行ったという。
2日間の代替行事を終え、男子児童は「修学旅行の中止は悲しいけど、その分、今までの6年生が体験できなかったことができて楽しかった」と話した。
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