厚木市内にキャンパスを置く5大学の学生が、11月26日に市役所を訪れ、「WITHコロナ時代の大学生へ」と題したメッセージポスターを作成したことを報告した。
この日訪れたのは、作成の中心となった東京農業大学の上條薫さん(農学科2年)、江頭美鈴さん(生物資源開発学科2年)、湘北短期大学の木島悠光さん(総合ビジネス・情報学科2年)、神奈川工科大学の小川喜道地域連携・貢献センター長の4人。
ポスターはイラストを用いたものと写真の2種類。ともに「今だから、できること。」との文言が書かれているほか、「あぶない!コロナは急に止まらない」、「コロナ禍でも楽しめることを見つけよう」、「社会が変わったのなら・・私たちはなにを変える?」と、3つの注意を呼び掛ける内容となっている。
ポスター作成のきっかけとなったのは、9月に行われた「withコロナ期を、めげず、元気で過ごす、ちょっとしたコツや心構えを話し合おう」をテーマに5大学の学生によるオンラインミーティングだった。9人の学生が参加し、コロナ禍での学生生活や困っていることなどについて、意見交換が行われた。その中で、5大学連盟で学生へ向けたメッセージやポスターを作成することとなったという。
その後ポスター作成にあたり、複数回にわたってオンラインミーティングが行われた。上條さんは「直接会えなかったので、コミュニケーションをとるのに苦労した」と吐露する。木島さんも「他大学の人たちと予定を合わせるのが大変だったけど、5大学でやることに意味がある」ときっぱり。ポスターのイラストを担当した江頭さんは、「キャンパスライフは爽やかなイメージなので、すっと通った一本道にしたかった。未来へ向かうイメージで描いた」と話す。
最後に5大学の学生へ向け、「このポスターを見て、当事者意識を持ってもらえれば」と声をそろえた。なおポスターは、各大学の構内に貼られるほか、市や大学のホームページなどで発信される。
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