横山 実のGOLF LIFE Vol.6 【6】冬のゴルフ(前編)
今回は冬のゴルフについてお話ししたいと思います。
寒い思いをしてまでラウンドしたくないという考えから春まではラウンドされない方は多いかと思います。私は冬場もラウンドします。それは環境やコース状態が変わればいつもと違う難しさを経験しレベルアップができるからです。
また、日本はハワイのように通年エバーグリーンのゴルフではなく四季があります。夏の早朝の静けさの中、朝露に濡れたグリーンが朝日に照らされて光っている光景が、冬は少し霜が降りて白くグリーンが光っていたりと同じホールでも四季に応じて美しい景色の瞬間に立ち会うこともあり、四季折々の違った様相のコースの景観を楽しむことができるのが面白いからです。
ただ、やはり寒さは難しさの1つですから、プレーするには工夫や考えが必要です。
冬のゴルフの難しさは野芝生が枯れますのでボールのライは沈みやすいので、うまくヒットするのが難しいと思います。
寒さから体が動かず防寒のために衣類を多く着込み、夏場のようなスイングはできませんから飛距離も落ちますので、収縮性があり保温や防風に優れたなるべく薄手のウェアを着て、すこしでも動きやすい工夫をしましょう。
また、クラブはいつもの飛距離より1、2番手大きめのクラブで、力まずコンパクトなスイングでミート率を高め方向性を重視しましょう。グリーンやフェアウェイなども地表が凍り固いので、思わぬ方向に転がりグリーン上は止まりにくいですから、グリーン手前から安全なルートを考え、けがのないコースマネジメントを心がけると良いでしょう。
〜後編は冬場のゴルフの体のケアなどについてお伝えします〜
◇著者紹介◇ PGA日本プロゴルフ協会会員 ティーチングプロ 横山 実
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4月19日