こどもたちのこと
10年続けた子供たちの演劇塾、あつぎ舞台アカデミーが今年度ついに1日も活動できませんでした。修学旅行や卒業式なども次々中止され、コロナ禍に巡り合わせた子供たちは本当に可哀想です。実はこの禍は、大人にとっては少し歩みを止めて、来し方行く末を思ったり、生活の在り方を考え直す良き機会となりました。先日、厚木が住みたい街ランキング1位という栄誉を得たのも、人々の人生観に変化が起きている証拠でしょう。その上で、禍が過ぎたら、思いっきり宴するぞ!濃厚接触するぞ!と希望を膨らませている。サウナの後のビールは旨いぞ!です。
しかし子供たちはそうもいかない。だってすべて未経験なのですから。儀式も祭りも遊びも堪能する前に自粛で、何がどう楽しいのか分からないわけです。しかもこの間にも子供たちは成長し、少年少女時代が空白のまま過ぎてゆく。これは我が国の未来にとって、深刻な傷となるのではないかと危惧します。仲間と過ごす体験、人と出会い、触れ合う記憶、リモートでは補えない人間の営み。それを知らない人たちが、次々と大人になったら……隔離されたシェルター内で育てられた歪な人間の悲劇は長くSF小説のテーマでした。それが現実のものとなりかけている。
コロナ終息後には、真っ先に若者たちの心をケアしたい。文化芸術、遊び、祭りのシャワーを目一杯浴びせさせてあげましょう。それが大人の責任です。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
4月19日