調理業務功労者として厚生労働大臣表彰を受けた 矢野 賢造さん 厚木市妻田北在住 56歳
「料理でみんなを笑顔に」
○…調理師として第一線で働き、調理師の技術と資質の向上への指導に顕著な功績があった人に贈られる厚生労働大臣表彰を受賞。今月表彰を受けた。現在、厚木市中町の『和彩 旬の郷』の代表取締役を務めながら調理場に立つ。「店の仲間や常連客も喜んでくれたことが何よりも嬉しかった。応援されていることを実感し、改めて精進していきたい」と笑顔ながら気を引き締める。
○…福岡県の柳川で生まれ育つ。「勉強があまり好きでなかった」高校時代に「学校が嫌なら働け」と言われ母親の知り合いの料理店へ。嫌々始めたがものを作る楽しさに触れ「もっと覚えたい」という欲が。3年ほどお世話になった後、20歳で「どんな人にも自信を持って出せる料理を作れるようになりたい」と親方にお願いし東上。親方の伝で銀座や赤坂の店で修行。そこから赤坂プリンスホテルを経て新横浜プリンスホテルの調理場へ。39歳で同ホテルの料理長に就いた。しかし50歳の時に「和食は高級なものではなく身近な料理。気軽に味わってもらいたい」と店を起こす。「魚介類はそれぞれの産地のものだが、野菜は極力地元産」とこだわる。
○…現在は夫人と長男、長女と4人で暮らす。「仕事ばかりで子育ては妻に任せきりだった。父親失格ですよ」と苦笑。「でも今は子どもと一緒に酒を飲みながら『仕事とは』なんて話ができてうれしい。妻に感謝ですよ」としみじみ。
○…夢を聞くとまずは”生涯現役”とのこと。「この仕事を通じてひとりでも多くの人を笑顔にしたい」。また「今一緒に働いている仲間や今まで一緒に働いた仲間がずっと働ける場を作るために出店したり、出店をサポートしたりしていきたい」。温かさがにじみ出ていた。
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4月19日