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厚木・愛川・清川 コラム

公開日:2021.04.02

横山 実のGOLF LIFE Vol.8
【8】成功した経験を記憶する

 ゴルフをされる皆さんにもミスショットやラウンドでの失敗した思い出したくない経験が、ショット前に突然脳裏によみがえることはあるのではないでしょうか?特にゴルフ歴の少ない方や初心者の方は、ナイスショットやうまく打てた時の感覚などの経験が少ないので、そのようなことは多いかと思います。



 ミスショットや失敗したときにその原因を考え記憶し、次は失敗しないように練習をするので悪い経験の記憶ばかりが頭に蓄積されてしまいます。ですので、ネガティブな気持ちや経験の受け止め方の処理方法を間違えないようにすることがとても重要で、普段からミスショットや失敗した経験は記憶に残さず、過去のナイスショットや上手いったときの成功体験を記憶し頭に蓄積して、ラウンド中はショット前にその記憶を思い出して頭に再生しながら行うことが良い結果につながるようになるのです。



 ラウンドや練習後に、その時うまくいった時のショットのイメージをノートに書きだすのが良いでしょう。例えば、『**コースのOUT9番ホールパー3、180ヤードを5番アイアン、無風で少し打ち下ろしのグリーン手前にバンカーがあるホールロケーション、ティーグランドのなるべく平らな場所を選び、ティーアップは小指一本にしてリズムよくフィニッシュまで振り切れたショットは会心の当たりで、30ヤードほどの高さでフェード気味に飛び、左傾斜のグリーンのやや右サイドのポジションのピン手前2メートルにピタリと止まった。』このように細かいところまで鮮明に思い出して、その時の気持ちや感情と一緒に書き出すことがとても良いイメージにつながり記憶しやすくなります。



 上級者やプロは、過去の多くのナイスショットを頭に記憶し蓄積しています。そして難しいショット前にはそのナイスショットや感覚が頭から引き出され、良いイメージを思い出しながらショットに臨むことができるのです。



 打つ前のミスショットの心配は不要です。ナイスショットはナイスショットのイメージが浮かばなければ打つことは難しいのです。



 普段から多くのナイスショットや成功体験を頭に記憶し、難しいショットが要求される場面ではその記憶を頭から引き出し良いイメージでショットに臨むことを行うようにしましょう。



 



◇著者紹介◇ PGA日本プロゴルフ協会会員 ティーチングプロ 横山 実

 

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