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厚木・愛川・清川 コラム

公開日:2021.06.11

横山 実のGOLF LIFE Vol.11
【11】 パッティングIII

 前回ロングパットについてお伝えしました。今回は「ミドルパット」についてです。



 ミドルパットは1.5m以上の距離で、ロングパットと違うのは3パットが気にならない距離という定義でした。ロングパットは多くの状況の変化に対応し打ち出す速度を調節する感覚のことでこの感覚が重要でしたが、ミドルパットはタッチが非常に大切です。この『タッチ』とはボールの打ち出し速度と曲がり幅を調整する感覚のことです。



 ミドルパットの考え方としては、まず距離を均等に3等分にします。例えば3mであれば1mのところ2mのところの2か所にポイントを置きます。この2つのポイントをどのような速度と方向(曲がり幅)でボールが通過するかを考えます。最初のポイントより2つ目のポイントは当然速度が遅くなりますので傾斜の影響を受けやすくなります。



 最初のポイントは方向と速度を考え、2つ目のポイントは転がるスピードが弱くなりますのでその2つ目のポイントをボールがどのように曲がるかを予測します。



 最初のポイントの通過速度が速いと2つ目のポイントの曲がり幅が弱くなり、遅いと曲がり幅が大きくなりますので、この2つのポイントを通過させるには微妙な力加減が重要になります。



 このようにミドルパットは、2つ目のポイントを通過するスピードと曲がり幅を予測し、最初のポイントの通過速度と方向を調整する感覚が重要ですので、ロングパットに必要な『打ち出す速度を調節する感覚』と『方向を調節する感覚』の2つが必要となります。



 この『方向を調節する感覚』は、ショートパットでは最も重要ですので次回はショートパットについて解説したいと思います。



◇著者紹介◇ PGA日本プロゴルフ協会会員 ティーチングプロ 横山 実

 

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