厚木・愛川・清川 社会
公開日:2021.07.23
厚木警察署
飲酒運転「絶対にダメ」
八街市の事故受け注意喚起
千葉県八街市で6月に起きた、下校中の児童5人がトラックにはねられ死傷した事故。トラックの運転手が飲酒していたことから、厚木警察署では通勤、通学の時間帯の見守り活動や飲酒運転の取締りを強化している。同署では、「飲酒運転は一生を台無しにする。お酒を飲んだら絶対に運転はダメ」と力を込める。
土日が5割強
「アルコールは少量でも脳機能を低下させる」と同署。安全運転に必要な注意力、情報処理能力、判断力が低下するため、車間距離の判断を誤ったり、危険察知が鈍りブレーキが遅れるなど事故の可能性が高まる。
県内で2020年に起きた飲酒運転による人身事故は139件。19年と比べ7件増えている。同署では「20年は緊急事態宣言などで、飲食店は休業や時短営業だったが前年より増えている」と分析。物損事故を含めると件数はこれ以上になり、「現場に立つと、まだまだ飲酒運転のドライバーが多いなという感覚がある」と話す。
厚木署管内で過去5年間に起きた飲酒運転事故を曜日別に見ると、土曜が約2割、日曜が約3割。土日で5割強を占める。「レジャーで遠出してお酒を飲んで運転する、前日に深酒をして早朝から運転するなど、絶対にやめてほしい。これからバーベキューの時期だが、お酒を飲んだら絶対に運転しないように」と念を押す。
飲まない・飲ませない
飲酒運転には2つの罰則がある。【1】酒気帯び運転と【2】酒酔い運転。【1】酒気帯び運転は、身体に一定基準以上のアルコールを保有した状態で運転することで、3年以下の懲役または50万円以下の罰金、免許停止や取消となる。【2】酒酔い運転は、飲酒量にかかわらずアルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態で運転することで、5年以下の懲役または100万円以下の罰金、免許取消しとなる。
さらに、飲酒運転はその周辺者にも罰則がある。飲酒運転をするおそれのある人に車両を提供する「車両提供者」、飲酒運転をするおそれのある人に酒類を提供する「酒類提供者」、飲酒した人の運転する車に同乗する「車両同乗者」は懲役や罰金の対象となる。
同署では、「飲酒運転は身の破滅をもたらすと言っても過言ではない。痛ましい事故を起こさないためにも、飲んだら運転しない。さらに、その周辺の人たちも飲ませない環境づくりが大切。社会全体で飲酒運転を許さない機運を作ることが大切」と話す。
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