横山 実のGOLF LIFE Vol.13 【13】 パッティングⅤ
前回お伝えした「ショートパット」の続き。まずはおさらい。ショートパットの定義は1.5m以内の3パットが気にならない距離です。
〈ショートパットはまっすぐに打てていることが重要〉。必要な技術は、ラインに対してスクエアにフェースをセットする技術と、そのフェースの向きが変わらないように固定してストロークできる技術です。簡単にできる練習として「フェースをスクエアにセットする技術の習得練習」を指南しましたが、以下も練習をしてください。
「フェースを固定する技術の習得練習」は、ストローク中にグリップが動かないようにすることを目的とします。フェースをスクエアにセットしたら10回程度いつものストロークより素早く素振りをして、フェースの向きが変わっていないかをチェックしてみてください。向きが変わっていたら左右どちらかの力が入りすぎていることになります。構えた時のグリップと形が変わらないように練習しましょう。
「スクエアにヒットする技術の習得練習」は、ボールを2個トウとヒールにセットし、ヒットしたボールがほぼ同時に転がるように練習します。どちらかが早く当たると、そのボールが先に転がりますので開いたり閉じたりしてヒットしていることが分かります。また、これが難しい場合はアドレスしたらテークバックを行わずにフォロースルーのみでボールをまっすぐ転がす練習をすると良いでしょう。
<パッティングの要点>
フェースの向きを固定する役割はグリップです。また、手首と肘は構えた時の角度が変わらないよう固定して、体とヘッドの関係を維持しながらショルダーストローク(肩の動き)でヒットすることが重要になります。
◇著者紹介◇ PGA日本プロゴルフ協会会員 ティーチングプロ 横山 実
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4月19日