新型コロナウイルスに感染した自宅療養者や休業等で所得が減った生活困窮者を対象に、ボランティア団体「Kizuna Farm」(藤原大代表)が地場野菜を無償で配布する食料支援に取り組んでいる。
同団体発起人の藤原さんは医療従事者として、感染者数の急増を肌で感じていたことや、自宅療養中の知人に食料を届けた経験からコロナ禍における食料支援の必要性をSNSで訴え、これに「困ったときはお互いさま」と3人の地元生産者が無償で野菜を提供するとして協力を申し出た。
現在メンバーは8人で、8月25日には生産者が朝採れのモロヘイヤやトマト、キュウリといった新鮮野菜を持ち込み、7カ所へ届ける野菜の仕分けと作業手順の確認を行った。
同団体はホームページで支援を必要とする希望者を募っており、今後は週1回のペースで玄関先等へ置き配方式で支援を行っていく。また9月12日を期限とした緊急事態宣言が延長されると見ており、情勢を見ながら活動期間を決めていくとしている。
藤原代表は「今回の取り組みが『助け合い』を目的とした厚木モデルとして発展してくれたら」と話していた。
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