がん防災マニュアルの表紙。団体のＨＰから入手できる
がんは、地震や台風といった災害と同じ―。
「がんという予期せぬライフイベントに直面した人が生活・就労を無理なく両立できる社会」を目指してさまざまな活動を展開する一般社団法人がんと働く応援団（吉田ゆり代表理事）。同団体が作成した「がん防災マニュアル」は、がんを誰にでも突然やってくる災害と捉え、現役世代ががんになった際に必要な医療情報にとどまらず、医療費支援の制度や仕事との両立のポイントなどが、経験者が実際に苦労した点をもとにまとめられている。吉田代表理事によると、"大人のがん教育"に賛同した企業の協力もあり、個人、企業、病院、公共施設など、あわせて約８万冊が活用されているという。また、希望する企業向けに行っているがん防災セミナーも好評で、「制度等を事前に知っておく必要があると思った」、「家族がなった時に知っておきたかった情報だった」といった声が寄せられているそう。同マニュアル（紙冊子またはＰＤＦ）の申込は、同団体の公式ＨＰへ。
また同団体は、厚木市との協働事業として、一般市民向けのがん防災セミナーを11月６日（土）にオンラインで行う（ＺＯＯＭを使用）。セミナーでは、がん経験者である講師が、「どのように医師と相談するか」、「利用できるサービスはどんなものがあるか」、「家族や同僚等はどのようにサポートしたら良いのか」など、がんを正しく知り、備え、いざなっても慌てずに対応するための知識について体験談とともに話す。詳細・参加申込は、ＨＰ（https://ganbousai-2111.peatix.com）から。11月５日（金）午後３時締切。
このほかにも、毎月１回、オンラインでがんサロンを開催。キャリアカウンセラーや保健師、美容師、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーなどといった専門家から治療と仕事の両立のために必要な知識について聞くことができる。詳細・参加申込は、ＨＰ（https://29thtealbonbon.peatix.com）から。
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